一日中つけっぱなしでも良い膝サポーター、よくないサポーター

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膝のサポーター(装具)は、痛みが緩和されるからといって朝から夜まで一日中つけっぱなしでいると“ひざの筋肉”が落ちて膝が弱くなってしまいます。

ひざの筋肉が落ちるのはあっという間です。
筋力が落ちるのはスグですが、それを戻すのは何倍もの時間が必要になってしまいます。

その結果、「ひざの安定性、支える力」が落ちて、結局、痛みが出てくる。という悪循環になってしまうのです。

「膝にやさしい筋肉トレーニング」「予防する方法」も合わせて解説していきます。

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一日中つけっぱなしでも良い膝サポーターとは?

結論から言ってしまえば「保温重視のサポーター」です。

このような商品ですね。
 ⇒ひざサポーター(楽天)

冷えは、ひざの痛みを増し悪化する原因にもなります。
血行が良くなればひざ周囲の筋肉や靭帯に、酸素や栄養が十分に運ばれるため、膝痛が和らいでいくので、保温のサポーターは有効です。

しかし、
これを一日中付けておくためには「条件」があります。

条件1:キツすぎないこと

きついものは、はじめは「しっかり感」を感じるので良いように感じるのですが、そこが盲点です。

血流やリンパの流れが悪くなり、回復が遅くなりますので注意して下さい。

人によってはサポーターから下の部分がむくんでしまいます。

ですから、
「保温用の膝サポーター」を選ぶときには、“落ちないていど”のサイズを選んでください。

条件2:折り返して使用しない

サイズが合っているものでも、折り返して装着するとその部分の締め付けが強くなり、やはり血流やリンパの流れが悪くなります。
上記と同じ理由から、これもやめてください。

条件3:通気性のあるもの

通気性が悪いと、「あせも」「かぶれ」の原因となり、長時間の装着には向いていません。

条件4:寝る時は外す

布団で寝ている時は、それだけで保温されていますし、膝への負荷もありませんので、サポーターは必要ありません。外しましょう。

以上を気をつければ、長時間付けていても大丈夫です。

つけっぱなしがよくない膝サポーターとは?

結論から言いますと、このようなタイプです。
 ⇒ニーケアー(楽天)

ひざの左右両サイドにしっかりとしたアルミステーや支柱などが入り、さらに補助ベルトやバンドで2重に締めつけます。
強力な支持力と圧迫固定で、ひざの衝撃やグラつきを補強し助けてくれますので、確かに痛みは緩和されます。

しかし、

動きを制限する一方で、使われる筋肉や関節の動きも制限されますので、長時間の着用は筋力低下を起こし関節も硬くなってしまいます。

圧迫も強めですから、血流が悪くなります。

ですから患者様には、

  • 『安静時には外してください』
  • 『動かなければいけない時“だけ”付けて下さい』

と、お伝えしています。

付けていれば確かにラクなのです。
皆さん、その効果に驚かれますので。

しかし、人間のカラダは楽をさせると筋肉が落ちてしまいます。
負荷のかかるところは強くなり、負担の軽い部分は弱くなっていきます。

上でも述べたように、
筋肉が落ちるのはあっという間なのです(熱を出して、ほんの2~3日でも寝込んだ時を思い出して下さい。脚が踏ん張れない状態になってしまいます)
落ちた筋力を戻すのは何倍もの時間が必要になってしまいます。

もちろん、
このような「ステー入りハードタイプのサポーター」を積極的に使うときもあります。

  • 手術直後やリハビリ中
  • 痛みのひどい時
  • スポーツのケガの予防と再発防止
  • ひざの骨の変形が著しい時

などですね。

多くの医師も治療で使いますし、上手に使えば、とても頼りになる装具です。

ただ、
「一日中、長時間つけっぱなしが良いか?悪いか?」と聞かれれば、「悪い」となりますね。

上記以外にも、
「保温用のソフトタイプ」と、「アルミステー入りの強力なタイプ」の中間、両方の“いいとこ取り”のサポーターもあります。

こちらです。
 ⇒ひざサポーターZK-7(楽天)

ほどよい適度な固定感。
ひざの左右への痛みをおさえる両サイドのステーも樹脂製なので柔軟に動きます。

しかし、
こちらも「一日中つけっぱなし」は良くありません。動く時や、痛みの出る時以外は外して下さい。

「知っておいた方が良いこと」を分かりやすく書きました。

⇒失敗しない膝サポーターの選び方

自分の筋肉でつくられたサポーター

筋肉の話が出たので、少し「ひざの筋肉について知っておきたい事」をお伝えしますね。

まず、ひざ関節においては、「ももの前の筋肉」が大切です。大腿四頭筋(だいたいしとうきん)です。

ひざ周りの筋肉が細くなってしまうと、関節が固くなり、筋肉はさらにやせ細り血行やリンパの流れも悪化。

支えきれなくなった負荷が、「骨のつなぎめ」「靭帯」「関節包」にかかってきます。

その結果、

痛みが増す

動かない

筋肉が落ちて弱くなる

関節のまわりに負担

さらに痛くなる

という悪循環になってしまいます。

実際に、痛みが続きひざが踏ん張れない方は「大腿四頭筋」がかなり落ちています。

階段や坂道の、特に「下り」が恐い(痛い)はずです。

予防は可能です。

コチラの ⇒ひざに良いハーフスクワット を参考に。
※「痛みが強い」「熱をもっている」「腫れている」ときは行わないで下さい

上記トレーニングを行って「痛み」が出るときはコチラを。
 ⇒等尺性運動で強い膝をつくる方法

ひざ周りの筋肉が強くなれば、それが“自分の筋肉でつくられたサポーター”となります。

筋力トレーニングの落とし穴

ひざ周りの筋力を鍛える事は大切です。

しかし、

痛みが強い時の“ハードな”筋力トレーニングは間違いです。

男性に多いのですが、「鍛え方がたりない!」「逆療法!」などと負荷を強くかけてやってしまう方がいらっしゃいます。
もちろん、治したい一心なのですが、残念ながら間違いなのです。

痛みが強いときに、
「ハードな(強い)トレーニング」を行っても、「痛い部分をかばった動き」になってしまいますから適切に鍛えることができないのです。

特に、スポーツジムで“おもり”などの負荷をかけると、逆にひざを傷めてしまうことにもなりかねませんので十分に注意してください。

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