老人の膝痛治療のまとめ | 手術が怖い人にオススメする5つの療法

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「手術は怖いからイヤだ」
「病院がきらい」
「病院で手術をすすめられたが不安・・・」

自分のカラダを「切られる」ことに抵抗のない方はいないかと思います。
現場でも、手術に対する不安の声はよく聞きます。

手術をしない治療を「保存療法(ほぞんりょうほう)」と言います。
ここでは、
お年寄りの「手術しないひざの治療方法」はどんなものがあるのか?
をまとめました。
ご参考にしてください。

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くすり

■ 飲みくすり(内服薬)

みなさんが「痛み止め」と呼ぶクスリですね。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID/エヌセイド)と言って、
解熱鎮痛薬「ボルタレン」「ロキソニン」が有名です。

副作用:胃炎・胃潰瘍

これは「膝痛に必ず効く」わけではなく、
効果がでない方も実際にいらっしゃいます。
その場合は、
だらだらとした長期間の服用は避けるべきだと思います。

最近は副作用の少ない「COX-2/コックスツー選択的阻害薬」
という薬も使われていますが、
「痛み止め効果」はマイルド、「炎症をおさえる効果」に優れていますので、
どちらかというと、
「どうしても動かないといけない」という仕事の方や、スポーツ選手が使うと
ひざの炎症をおさえてくれて症状が和らぐようです。

■ 貼りくすり(外用薬)

患部に直接貼る「湿布/シップ」を好む患者さんは多いですね。
(実は)飲みクスリほどの効果を期待しないで出される場合が多いのですが、
以外に「効く」という声を聞きます。

おそらくは、
くすり成分の患部への浸透が良いからではないでしょうか。

副作用:かぶれ

■ 塗りくすり(塗布剤)

いくつか種類がありますが、
塗りながらマッサージを行うことで
良い効果が得られます。

注射

■ ヒアルロン酸製剤

ヒアルロン酸は関節液の成分である
「グルコサミノグリカン」で、
「関節の潤滑化」「炎症をおさえる」「痛みの改善」などの作用があります。

高齢者に多い「変形性膝関節症」は、
特に初期の段階で、ヒアルロン酸の注射を続けると改善した例が多いです。

効果を出すためには、
痛みの種類によって「注射のハリを刺す場所」が変わってくるので
そういった臨床経験を多く積んだ医師に行なってもらうことが
望ましいです。

物理療法(ぶつりりょうほう)

数多くの機器がありますので、
ここではおもに一般的な療法を挙げます。

■ マイクロ波(極超短波)

温熱療法です。
膝痛に有効という報告自体は少ないのですが、
現場では、これをあてる事で「痛みが楽になる」との声を多く聞きました。
アンテナ部から出る電磁波で、
新陳代謝と血流を促進させます。

■ 低周波療法

低周波の電流で「血流量を増やし痛みを伝える信号を遮断する」ことが狙いです。
一般の電気店でも販売されているのを見かけますが
医療用のそれとは違います。
使ってみると、
圧痛点にむやみに電極をあてるのではなく「電極の場所」「波形や周波数の決定」などのコツを踏まえることで
ある程度の鎮痛効果は認められました。

運動療法

■ ストレッチ

ここで言うストレッチは、
「ひざの関節の炎症」や「膝まわりの組織の柔軟性低下」を改善することです。

このストレッチは実に効果的で、
わたし自身も積極的に行ってかなりの改善例をみています。

ただ、
どうしても高齢者の方は、
「痛みの我慢がきかなくなる」
「根気強さや継続力の低下」
「方法を正確に理解しにくい」
というところがありますので
ストレッチの指導は、
身内などのそばについている人がポイントになります。

■ ウォーキング

膝の痛みに対して「歩く」ということは賛否両論ですが、
今までの経験では、
「痛みや腫れがひどいとき」は控えた方がいいようです。

しかし、ある程度痛みがおさまり膝の曲げ伸ばしができるようになれば、
短い時間で短距離から歩いてみるべきだと考えます。

一番おすすめなのは、
プールなどの水中での歩行、ウォーキングです。
浮力により膝へかかる負担を減らしながら、筋力の低下をおさえられ、血流も増やせる効果があります。

ただ、
やりすぎると悪化させるので、
その日の調子によって歩く距離を加減、または中止にできる「気持ちの柔軟性」は必要です。

目安としては、
胸あたりまでの水位で、ゆっくりペースでかまいませんので、
前に歩くのにプラス、後ろ歩き、横歩きをまぜて行い、
30分ほど行えば十分です。

また、毎日ではなくても効果は出ますから
短期間で集中的に行うよりも「継続して続ける」ことが大切です。
※高血圧、心肺機能の心配な方は専門の方の指導を受けてくださいね。

体重を減らす

膝への負担も増すため体重をおさえる事は、
とても効果的です。

しかし、

「高齢者のダイエット」など無理な食事制限は
必要な栄養素も不足してしまうので気をつけてください。

70代の方が若いひとのような食事制限をすると、
「感染症にかかりやすくなる」
「骨がもろくなる(骨粗鬆症)」の心配があります。

お年寄りの肥満管理は、
まず間食が多くないか?のチェックが必要です。
また、薄味にすることで「ごはん」の食べ過ぎもおさえられます。

筋力も代謝力も低下ぎみの年代ですので、
やはりおすすめなのは、上で話した、
プールでの歩行で「脚力の低下をおさえる」ことです。
有酸素運動ですね。

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