なぜ産後の食欲がとまらないの!食べ過ぎを抑える6つの方法とは
「出産後、太ったまま体重・体型が戻らない」
「自分の体重やたるんだお腹、下半身を見るのがストレス」
「食欲がありすぎて痩せない」
などなど、
出産後、体重が増えたまま戻らず「なんとかしたい!」と始めた運動で、逆に膝関節を痛めてしまい来院される方を、よく担当させていただきます。
「やせるために」と運動したものの、思ったように体重が落ちず、逆にひざを痛めてしまうケースも産後ダイエットには多いのです。
産後の体型を戻すのは、
「女性ホルモンの乱れ」や「育児ストレス」などでなかなか難しく、やはり、「運動」よりも「食事」での体重コントロールをおすすめしています
こちらでは、
当院で実際に効果があった「簡単で効果的なダイエット6つのコツ」を解説していきます。
甘いものを食べ過ぎないコツとは
「甘いもの」や「お菓子」など、「出産してから食べたくてしかたがない」という女性も多いですね。
これは、
「ホルモンの影響」で甘いものが食べたくなる方も多いのですが、
基本的に人間は「三大栄養素」の関係で、「米」「肉」「油」のどれかが不足すると「甘いもの」でエネルギー補給しようとします。
これは人間の本能です。
甘いもの好きな方は思い当たるフシがあるのでは?
「太るから」と、肉や白米をまったく食べない女性もいらっしゃいますが
これは、逆に「太る原因」にもなりかねません
皮肉にも、
「極端に偏った食事やダイエット」はかえって甘いものが増える原因となるのです。
一方で、
砂糖を使った甘いものを食べたくなるのは「精神的な部分」も影響していると言われます
「ストレス解消」のために、お菓子などをダラダラと食べていませんか?
ただ「お腹がすいたから」という時に食べるのは「満腹になれば食べ終わり」ます。
ところが、
「ストレス」や「イヤなことを忘れたい」という時に食べると、止まらないのです。
甘い菓子パンを、3つも4つも「いけない」と思いながらも食べてしまった経験をお持ちの方は多いはずです
あとで話す「お酒」も同じです
まずは、「食べ過ぎ」をやめる事からはじめてください
そこをクリアしたら、次は「食べる量の調整」です
はじめから「ドン」と減らしてしまうと、必ずリバウンドします
まずは「食べ過ぎ」をやめることです
そして、
ストレスは別の方法で解消するか、必要ならば、一度自分と向き合う事も大切になってきます
砂糖は「依存性」もあると言われていて、気づかないうちに大量にとってしまう事もありますから、くれぐれも注意してくださいね。
ダイエット中の菓子パンの食べ方
甘いものと同じように、
「出産後から急に甘い菓子パンが食べてくなって・・・」という相談をいただいた事もありました
菓子パンを「食事代わり」にしている方も多いのですが、あなたは大丈夫でしょうか?
菓子パンは
「小麦」と「質の悪い油」と「砂糖」のかたまりです
からだに脂肪をため込み、体の大事な栄養素を「菓子パンの消化」のために使ってしまうという、ダイエットの大敵なのです
これは、決して「偏見」ではありません
「どうしても食べたい!」という時は
バター、砂糖を使っていない「フランスパン」にすると、噛む時間も増え、満腹感も得られます
プチ断食で食べ過ぎを解消
食べ過ぎてしまった翌日は「プチ断食」をしてみませんか
よく「胃が大きくなる」と言いますが、これを「リセット」する方法です
胃は18時間でもとの大きさに戻るといわれています
その間だけ食事を抜きます
※必ず水分補給は行ってください
食べ過ぎてしまった翌日にこの方法で調整すれば、その後の食べ過ぎも防げますね
寝る前のビールは太るの?
「母乳をあげるのをやめてから、大好きだったお酒を再開しました」
「お酒はストレス発散になる」
「健康にもよくないし、お酒代もバカにならないと分かってはいても
やめるのはさみしい・・・・」
わたしもお酒は好きなので、その気持ちはよくわかります
では、寝る前のビールは太るのでしょうか?
結論から言えば「産後の女性には太りやすい要因になる」という事になります
基本的にお酒は「アルコール度数が高いほどカロリーも上がっていく」という傾向にあります
しかし、
そのカロリーは「熱として放出されやすい」「脂肪として蓄積されにくい」ものです
「な~んだ!安心。じゃ、飲もう」とは、考えないでくださいね
たとえば、
ビールは「糖質」もありますから、量が増えれば体重に影響しますし「つまみ」も食べるでしょう
この「つまみ」がクセものです
お酒は食欲が増しますので「つまみ」の量もいつのまにか増えていきます
さらに、子育て年代のママたちは、年齢的にも基礎代謝量が落ちて来ている時期です
夜、飲みはじめて、そのまま寝てしまう女性も多いようですが、寝ている間は代謝が一番低いので消費量がかなり落ち込みます
それが「体脂肪」となって、ウエストや下半身についてきます
さらに、
「産後の女性」は、ビールのような冷たい物を飲むと「体を冷やしてしまって、むくんでしまう」という心配もあります
もっと言えば、
女性ホルモンなどの影響により、男性よりも「女性」の方が、少量の飲酒で「アルコール依存症」になってしまうケースも多いのです
寝る前のアルコールはなるべく控えましょう
回転寿司で食べ過ぎてしまうあなたのために
「回転すし」は、子育てファミリーにも大人気ですが、ついつい食べ過ぎてしまいますよね
これは「食べる順番」にコツがあります
「ガリやサラダ ⇒ 温かい汁物 ⇒ お寿司」の順番で食べて下さい
これなら、早く満腹感が得られますし、ダイエットの大敵である「冷え」も防ぎます
チューブ式の生姜や七味唐辛子を持っていき、汁物に入れて飲めば脂肪燃焼効果も得られ一石二鳥です
これは、普段の食事でも応用できます
食事の前にサラダや温かい汁物をお腹に入れれば満腹感も早く得られます
サラダやきのこなどの「繊維質の多い食材」は、「食欲を抑えるはたらき」もあります
「ミネラルウォーターで痩せる」のウソ
「1日2リットルの水」を飲むという「ミネラルウォーターダイエット」をされている方も多いのでは?
しかし、
これには大きな「盲点」があります
すぐに代謝できる女性ならいいと思いますが、逆に「体を冷やしてしまう」「むくんでしまう」方も多いのです
ただの「水」であっても、体の負担になることもあるのです
出産後なら、なおさら女性ホルモンが安定していない時期(むくみやすい)ですので「水を飲んだだけで太ってしまう」という事につながってしまいます
やみくもに飲むのは体に負担をかけることにもつながります
水とはいっても、やはり飲みすぎればむくみます
出産後はカラダのバランスが崩れて心身ともに大変な時ですが、上記をアドバイスさせていただき実際に効果を上げていますので、ぜひ実践してみて下さいね。